ジャパンディスタイルとは何か:基本と実践
ジャパンディという言葉を初めて聞いた人は、まず「それは何語か」と思うかもしれません。JapanとScandinaviaを組み合わせた造語で、2010年代後半からインテリア雑誌やSNSで使われるようになりました。北欧デザインの機能的なシンプルさと、日本の「間」の感覚を組み合わせたスタイルです。
ジャパンディの色の選び方
ジャパンディの部屋で使う色は、基本的にアースカラーの範囲に収まります。白、ベージュ、グレー、くすんだグリーン、テラコッタ。彩度の低い色を2〜3色に絞り、素材の質感で変化をつけるのが基本です。
日本の伝統的な色名でいえば、利休鼠(りきゅうねず)や白茶(しらちゃ)に近いトーンが合います。北欧デザインでよく使われるチャコールグレーも、木の素材と組み合わせれば馴染みます。
素材の選び方:木、リネン、陶器
ジャパンディに合う素材は、加工が少なく素材の表情が残るものです。無垢材の棚、リネンのカーテン、手仕事の陶器。表面が均一すぎるものや、光沢が強すぎるものは馴染みにくいです。
木材は節や木目が見えるものを選ぶと、部屋に自然な動きが出ます。塗装は透明なオイル仕上げか、薄いワックス仕上げが合います。ウレタン塗装の光沢が強いものは、ジャパンディの雰囲気には少し硬い印象になります。
家具の高さと「間」の作り方
ジャパンディの部屋では、家具の高さを低く揃えることが多いです。ローテーブル、床に近いソファ、天井まで届かない棚。視線が低い位置に集まることで、部屋全体が落ち着いた印象になります。
「間」とは、何も置かない空間のことです。棚の上を全部埋めない、テーブルの上に3点以上置かない。そういった「置かない」選択が、ジャパンディの部屋らしさを作ります。
まず一つだけ変えてみる
ジャパンディスタイルを始めるのに、家具を全部買い替える必要はありません。まずカーテンをリネンに変える、テーブルの上の物を半分にする、コーナーにフロアランプを一灯置く。そういった小さな変化から始めるのが現実的です。
ジャパンディは完成形を目指すスタイルではなく、少しずつ整えていく過程そのものだと思っています。人気記事の一覧から、次に読む記事を探してみてください。